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羊水がきたなくなった!?

「最近の若い子は羊水が汚い」という話を聴きました。

ある知り合いのお母さんは助産師でした。昔の助産師さんはみんな素手でお産の介助をしていて、その人も素手でしていたらしいのですが、「最近の若い子の羊水は汚くてさわれない」と言って助産師を辞めたという話でした。

その話を聞いたときに、「僕たちが知っている羊水はすでに汚れているのだろうか。昔の羊水はきれいだとしたら、なぜ汚くなったのだろうか」と思いました。

また、ほぼ同時期に、お母さんたちが口にしているスナック菓子や水、肌につけるシャンプーや化粧品類も羊水に影響していそうだという情報が入ってきました。

それは本当だろうかと注意してみていると、確かに、食べものや身につけるものに気をつけているお母さんのお子さんと、全然気をつけていないお母さんの赤ちゃんとでは、皮膚の湿疹の出方や羊水のきれいさが、やっぱり違うように思えるのです。

 

どぶのようなにおいの人も

­-羊水が汚いというのは、具体的にどんな感じなのでしょうか。

どぶのようなにおいがする人が時々います。いわゆる嫌気性菌が発生しているような腐敗したようなにおいです。大学時代に帝王切開をしたときにも経験していて、その時は絶対に菌に感染していると思って調べたのですが、菌が検出できませんでした。ですから、変なにおいがすることがあるんだなぁと、不思議に思っていました。それが昭和50年代の時ですが、まさかそれが食べものなどの影響だとは当時は思いつきもしませんでした。

羊水にずっと浸かっているので、赤ちゃんも体全体がにおうわけです。沐浴しても簡単には取れないんです。

そういうのを何度か経験するうちに、お母さんがどんなものを食べているかで、見当がつくようになりました。羊水がにおうお母さんの部屋には、スナック菓子や炭酸飲料、ファストフードなどがたくさん置いてあるんですね。

羊水からシャンプーのにおいがして、製品までわかるともいわれていたのですが、実際には経験したことはなかったので、まさかそんなことがあるとは思ってもみませんでした。ところが、最近うちで出産された方で、驚くような体験をしました。

お産した後、助産師さんが胎盤処理をしていて、「先生、ちょっと来て下さい」と言うので部屋に行ってみたら、変なにおいがするのです。香料のいい香りではなくて、分解しかかったような変な甘さのあるにおいなんです。部屋中にそのにおいが立ちこめていたのです。

胎盤に近づくとすごくにおうので、これが例のシャンプーのにおいだと思って、お母さんのところにもどって聞いてみたら、シャンプーの中でも強力な界面活性剤が入った商品を使っていて、毎日、朝晩2回もシャンプーしていたということでした。

赤ちゃんはそのにおいをおなかの中でずっとかいでいたわけです。それはやっぱりいい感じではないでしょうね。

化学物質が母体から胎児に

―汚れた羊水は、胎児にどう影響しているのでしょうか。

赤ちゃんは羊水を飲み込んだり、肺に吸い込んだりしています。羊水だけではなくて、へその緒からお母さんの血液も赤ちゃんに流れています。へその緒を通して化学物質が運ばれていることも考えられます。羊膜からも羊水ができるのですが、お母さんの中に取り込まれた化学物質が、羊膜から羊水を経て流れ込むこともあるでしょう。

いろんな経路があると思いますが、いずれにしても、化学物質は胎児の中に入ってしまうということです。

 

―そうして化学物質が入れば入るほど生まれた赤ちゃんは、湿疹が出やすいといった傾向があるのでしょうか。

多いんじゃないかと思います。きちんとデータをとっているわけではないのですが、患者さんを診ていると、食べものに気をつけているお母さんの赤ちゃんは肌がきれいで、羊水もきれいなことが多いと思います。

赤ちゃんが苦しくて羊水が濁る場合もあるのですが、そうではなくて羊水に濁りがあり、羊水そのものから変なにおいがするという人は時々います。

これは経皮毒とはちがいますが、カップめんを作っている会社の研究員の女性が出産して、生まれた後で赤ちゃんの全身に赤い湿疹ができて、原因がわからなかったそうです。

ところが、それから1年後に同じ職場の人が出産したら、また同じように赤ちゃんに湿疹が出たということでした。結局、その研究員の人たちはカップめんのテイスティン(味見) を毎日食事前にしていたので、それが関係しているのではないかと思われるのです。

 

―胎児性水俣病で、子供がお母さんの体内の毒を引き受けて生まれてくるという話もありましたが、母体中の化学物質は子どもに移行しやすいのでしょうか。

そうだと思いますね。そうなると、生まれた時から免疫力が落ちていると思います。風邪もひきやすいでしょうし。

以上、「むすび」2008.7 正食協会発行 より抜粋

池川明 いけがわ・あきら

池川クリニック院長

1954年東京生まれ。帝京大学医学部大学院卒。医学博士。上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、89年に池川クリニックを開設。2001年、全国保険団体連合医療研修集会で「胎内記憶」について発表、マスコミで広く紹介され、話題となる。経皮毒にも詳しい。

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