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震災がれき処理問題について

『津波にのまれてしまった「家族の遺品」があれば

自分たちの地で眠らせたい・・・』

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政府は全国の自治体に被災地のがれきの受け入れを要請していますが、被災3県の80%以上の方々は「がれきの広域処理」など望んでおらず、『自分の県で出た「がれき」は、自分の県で処理したい』と考えている方がほとんどです。

被災地の自治体では、「市内にがれき処理専門の施設を!」(陸前高田市長)、「がれきは山にしておいて10年、20年かけて片付けたほうが地元にカネが落ち、雇用も発生する」(岩泉町長)、「神戸市の職員と学者の知恵を借りてがれきの処理に取り掛かりましたが、極力分別資源化を進め燃やさないこと。このことは失業している人々の仕事にもなる」(仙台市)、

「がれきは被災地の防災林の土台にする予定だが、全く足りないので、宮城・岩手のがれきも欲しい」(南相馬市長)という声が出ています。

また、生活圏にはがれきはなく道路のがれきも片付いており、災害復旧の足かせにはなっていません。

放射性物質をこれ以上日本全国にばらまいてはいけません。あたりまえのことです。

岩手・宮城などの薪ストーブの灰から8000ベクレル以上の値が出ています。これは岩手・宮城のがれきも放射能汚染されているということ。燃やしたら危険です。搬入前のがれきを  現地で放射能測定をすることも細かくはできませんから、汚染されたがれきが混じってしまいます。

放射性物質を含んだがれきを焼却した場合、放射能は大気に放出されます。セシウムの分子の大きさは小さく、バグフィルターの目の1/200しかありませんので、煙突から放射性セシウムは出放題です。焼却することにより、周辺へ放射能を広げることになります。また灰にすることにより、放射能を濃縮することにもなります。

東京都の可燃ゴミフィールター付着粉じんからは、70400ベクレル/kgもの放射濃度が確認されています。この可燃ゴミはがれきではありません。東京都内の、植木の剪定ゴミを燃やしただけでも、高い放射能が出てしまったということです。世界基準の100ベクレル/kgの700倍以上もの数値です。汚染された焼却炉は解体の時など、どうするのでしょう?

原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は100ベクレル以上で厳格に管理されてきましたが、昨年6月より放射性廃棄物の基準を日本は80倍に引き上げました。8000ベクレル/kg以下は一般廃棄物最終処分場に埋め立て可能になりました。数十年、数百年消えない放射性物質を一般処理場に埋め立てて地下水、土、空気など環境が汚染され続けることになるのではないでしょうか?

なぜ政府は広域処理を進めるのでしょう?トラック業界は400万tのがれき輸送に10tトラック40万台分の儲けが出ます。また、すでにがれきを受け入れている東京都はがれき処理を東京電力の子会社へ280億円を受注。受け入れを表明している静岡県島田市市長の桜井勝郎氏は産廃業の桜井資源株式会社の元社長で現在、桜井資源は市長の親族が経営。

また、裏でお金が動いているような・・・情けない日本・・・。

〔於保 康正氏の要請文などを参考〕

 

被災地である仙台赤十字病院の医師(東北大学臨床教授)岡山 博氏の意見です

  • 岩手宮城の津波がれきは遺品として扱い、全て集めて仙台平野の海岸に山積み処分し、大古墳のように整備して、慰霊と津波記念の大公園にするのがよい。
  • 莫大な費用をかけて他の地方に運んで処理する合理的理由はない。広域処分は莫大な浪費だ。がれきは全量地元で処分し、貴重な税金は浪費せずに、直接被災者と被災地のために使うべきだ。
  • 焼却や広域処分は費用と時間を浪費する。かえって放射能処理を妨げる。汚染を拡大する可能性がある。
  • 「がれきを引き受けよう」というのは被災者や被災地支援にはならず、大切な税金を浪費し、復興を阻害する。被災者が財産・仕事・生活を破壊されたままでほとんど放置されている現実から国民の認識をそらしている。
  • 利権や打算に結びつかない、直接被災者個人と被災地の回復に役立つ支援が必要です。
  • がれき引き受けは被災地支援にはならない。東京電力に好都合の政府視点で行っているがれき引き受けニュースの氾濫は、広域処分に眼が向いて現地処分を進めない現実や被災者の就業、生活がほとんど破壊されている現実とその原因を見えなくしている。被災地の復興を阻害していると私は考えます。

〔岡山 博氏のブログより抜粋〕

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